仮面ライダーSPIRITS 8 (8)石ノ森 章太郎
講談社 刊
発売日 2005-09-21
オススメ度:★★★★
「正義のDNA」が目覚める 2005-10-26
〜「JUDO」の人格が乗り移ってしまう前にZXを倒してしまえばいいぢゃねぇか。というストロンガーの「直情型単細胞」振りがオールドファンとしては嬉しい限り。V3のように「思い」があってというのではないのが、彼らしい。
そしてその激闘のなか、己の秘密を知り苦悩するZXに、「『仮面ライダー』として生きれば良い」と呼びかける本郷猛と「とりあえずそれでも〜〜いいんぢゃないの?」という感じでZXを受け入れるスカイライダー。
実に巧く歴代ライダーのキャラクターが活かされ、そんな彼らに支えられながら己の活路を切り開こうとするZXの姿は、まさに「仮面ライダー」です。同時にもともと(TVシリーズで)これだけキチンと描き分けられてたのだなと、今更ながら感銘を覚えますね(だからこそ、いまでも各人がそれぞれ〜〜のライダーに思い入れができるのでしょう)。「石ノ森ヒーロー」の「お家芸」ともいえますが(「戦隊モノ」や「009」も然り)。物語は「JUDOに相対する存在」が出現するなど、やや難解になりつつある一方、ありがちな「太古から続く『善』と『悪』の闘い」的な展開を見せる要素が気にかかります。11月には劇場版「仮面ライダー THE〜〜 FIRST」の公開を控え、私たちが忘れかけていた「正義のDNA」が目覚めるか?!〜
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