仮面ライダー龍騎 Vol.12出演:
東映
発売日 2003-11-21
オススメ度:★★★★
13人の仮面ライダーがバトル・ロワイアルを繰り広げ、生き残った者が望むものを手に入れるという設定のシリーズ。ミラーワールドに棲息する敵との戦いに、モンスターと契約しアタックポイントを設定したカードで勝敗を決めるなど、従来のライダー・シリーズにはなかった斬新なデザイン、破天荒な設定が賛否両論を巻き起こした。
ライダー・バトルを止めようとする龍騎=城戸真司と、恋人の生命を助けるために戦うナイト=秋山蓮のコンビが人気を博したほか、変身前のライダーに扮した俳優たちも美形ぞろい。中でもかつてウルトラ・シリーズに出演した高野八誠、高槻純のふたりは、これで我が国の2大ヒーロー・シリーズを制覇した。
ただしライダー・バトルとミラーワールドの秘密を握る神崎士郎と妹・優衣が物語の主軸になったことで、本来ライダー・シリーズの持ち味であった、個性豊かな怪人たちの描写が不足してしまったのは残念。(斉藤守彦)
完結 2005-06-18
ラストシーンはいいですね。優衣役の杉山さんが歌う"INORI"とともに、ライダー同士の争いが無くなった世界でそれぞれの人生を歩むかつての仮面ライダーたちの姿には癒されるものがあります。
ただ本編中に13人のライダー全部を登場させられなかったこと、「ミラーワールドがなぜ生じたのか、神崎士郎という一個人がなぜミラーワールドを統括する超自然的な力を得たのか?」という謎が究極的に解明されないまま終わったこと(「謎解きの未消化」は平成シリーズ全体の難点ですが、世界観の根幹に関わる事だけに『龍騎』が一番まずいです)、ライダーバトルの仕掛け人として多くの人々の生命と運命を弄んできた神崎が、事実上何の厳しい裁きも受けることなく安らかなラストを迎えられた事など、全体として見ると多少とも不満が残るのも事実です。
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